季節の変わりめに、のどが乾燥したり、痛みや違和感を感じることはありませんか。
のど飴もいいですが、のどの粘膜を強くして回復できればいいですよね。
この記事では、のどの痛みを治す食材をご紹介します。
- 声を出す仕事をされている方。
- のどが弱いという自覚がある方。
- のど飴代わりになる食材を知りたい方。
のどの炎症を抑えるれんこん

れんこんに含まれるタンニン(ポリフェノールの一種)には、のどの炎症を抑える消炎効果や、咳止めの効果があります。
またヒスタミンを抑える効果もあるので、花粉症の症状をやわらげるのにも効果が期待できます。
薬膳の食材である生のれんこんのしぼり汁は、体にこもった熱を取ります。また、体に潤いを与える効果もあります。
のどをうるおすれんこん湯の作り方をご紹介します。
【れんこん湯の作り方】
- れんこんを皮つきのまま、丸ごとすりおろす。
- しょうゆと塩で味つけして、布でこす。
- しょうがのしぼり汁、葛粉を入れてよく練る。
- これを熱湯でのばす。
また、れんこんにはビタミンB群やビタミンC、カリウム、カルシウム、ミネラルも豊富に含まれています。
これらの栄養素は、免疫力を高めて、のどの粘膜をじょうぶにすることが期待できます。
加熱時間を短めにして、炒め物などでいただくのがオススメです。
[参考にしたサイト・書籍]
みょうがの成分 ミョウガジアール

みょうがを生で食べると、シャキッとした辛みがありますよね。
みょうがの辛み成分は、ミョウガジアールといいます。抗菌作用や解毒作用に優れている成分で、口やのどの粘膜の保護に有効です。
また、みょうがの持つ発汗作用には、ひき始めの風邪の病原体を排出するはたらきもあります。
のどからの風邪にかかったら、みょうがの味噌汁を飲んでみてはいかがでしょうか。
民間療法にも使われてきた大根
大根には粘膜を丈夫にし、のどの不快感や咳を予防するはたらきがあります。
古くからの民間療法であるはちみつ大根は、はちみつの殺菌効果と大根の消炎作用が弱ったのどの粘膜にはたらきます。
はちみつに大根を一晩漬けこむだけなので、手間をかけずに作ることができます。
大根についての過去の記事はこちら。
その他ののどに良い食材
次の食材も、のどの痛みを治す効果が期待できます。
- りんご・梨・金柑
- しょうが
- はちみつ
- ミント
- ネギ
- 卵
のど飴にも使われるおなじみの食材も多いですね。組み合わせて食べても効果的です。
ミントについての過去の記事はこちら。
痛みの原因別 3つの対処法
のどの痛みの原因を3つに分けて、治し方を考えてみたいと思います。
乾燥や花粉症
乾燥で、のどの粘膜の水分が失われて傷ついています。バリア機能が低下し、感染を起こしやすくなっています。
【対策】
- マスクや加湿器で保湿しましょう。
- こまめに水分を取り、のどの潤いを保つのが理想的です。
- れんこん、大根、ねぎ、りんご、金柑などでビダミンCを取り、免疫力を高めましょう。
のどの使い過ぎ
長時間話す、大きな声を出すケースがあてはまります。声帯周辺ののどの粘膜が傷つき、炎症を起こしています。
【対策】
- 声を出すことを控え、のどを休めましょう。
- 傷ついた粘膜に塗りつけるような感覚で、はちみつや大根、れんこんのしぼり汁などを食べてみましょう。
喫煙・飲酒・刺激物(辛い物や炭酸など)の摂取
刺激により、のどがダメージを受けて炎症の原因となっています。
【対策】
- 回復するまで摂取を控えましょう。
- 特に喫煙者は非喫煙者よりも風邪にかかりやすい傾向にあります。
- 摂取量を減らすなど、生活習慣の見直しが必要かもしれません。
[参考にしたサイト]
喉にいい食べ物・飲み物とは?のどの痛み改善に効く食事のポイントとレシピを紹介 | 日暮里・三河島内科クリニック
まとめ
【のどの痛みに効く食べ物】
・れんこん、みょうが、大根など。
・口やのどの粘膜を丈夫にする食べ物が有益。
・喫煙、アルコール、炭酸、香辛料にはご注意を。
のどは、体内と外界をつなぐ大切な部分です。のどに良い食べ物で保護しましょう。
皆様の健康な生活のヒントになれば、嬉しいです。
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