秋に咲く菊の花。食用菊を食べたことはありますか。
食用菊は食べるために栽培された花(エディブルフラワー)で、鑑賞用の菊とは異なります。
あまりなじみがないかもしれませんが、食用菊にはすごい効能があります。
この記事では、食用菊の栄養素やおいしい食べ方などをご紹介します。
- 眼精疲労をなんとかしたい。
- ぐっすり眠りたい。
- 身体に良い食材に関心がある。
目に良い食用菊

秋になると菊の花が、花の部分だけパック詰めされて店頭に並ぶことがあります。
きれいな花の色は、見ているだけでも元気になれそうですね。
食用菊の栄養素
食用菊は、漢方では「菊花(きくか)」とよばれ、目の症状に効果がある食材とされています。
眼精疲労やドライアイ、かすみ目や充血を解消する生薬に配合されています。
栄養学的にも、ビタミンB群やβカロテンなど、目の粘膜を再生する栄養素が豊富に含まれています。
菊の花とクコの実が配合された杞菊地黄丸は、「夕方になるとピントが合わない」などの症状に改善が期待できる漢方薬です。⬇️
目によい「クコの実」の記事はこちら。⬇️
「もってのほか」美味しい食用菊

今回は黄色と薄紫色の菊花を近くのスーパーで買うことができました。どちらも山形県産です。
並べると色鮮かですね。それぞれの特徴をまとめてみました。
| 黄色い菊 | 紫色の菊 | |
|---|---|---|
| 名称 | 阿房宮 | 延命楽 |
| 読み方 | あぼうきゅう | えんめいらく |
| 主な産地 | 青森・秋田 | 山形・新潟 |
| 味 | ほとんど苦味なし | 繊細な甘さ |
| 特徴 | 干し菊にも利用 | 形崩れしにくい |
薄紫色の延命楽は、別名で「もってのほか」「もって菊」などとも呼ばれます。
「もってのほか美味しい」とか、「菊(皇室の御紋)を食べるとは、もってのほか」というのが名の由来だそうです。
山形の郷土料理「もってのほか」

20年ほど前に山形に行った時に、地元の居酒屋で「もってのほか」のおひたしが出されました。
初めて見る薄紫色のおひたしに、新鮮な驚きを感じたことを今でもよく覚えています。
後から「もってのほか」という山形の郷土料理だと教えてもらいました。その名の由来どおり、もってのほか美味しかったです。
それ以来、もってのほかを外食する機会には恵まれませんが、 飾らない一品の印象はしっかり刻まれています。
美味しい山形県産のお米「つや姫」の記事はこちら。⬇️
「もってのほか」の調理方法

食用菊をスーパーで見かけても、料理の仕方がわからないという方は多いかもしれません。
食用菊は鑑賞用とは異なり、苦みは控えめで安全に食べられるよう改良されています。
クセがないので、おひたしや酢の物、マリネ、天ぷらなどに向いています。
香ばしいくるみとの相性がよく、くるみ和えは山形の郷土料理です。
- 花びらを全部外す。ガクは取り除く。
- たっぷりのお湯(酢入り)で30秒ほど茹でる。
- ザルに取って冷水にさらす。
- 好みの味付けをする。
身近な食材だと、えのきだけに役割や歯ごたえが似ているかな、と感じました。
シャキシャキとした食感が楽しいです。
菊の香りでリラックス
パック詰めされた菊のラップをとり外すと、キッチンにふわっと菊の香りが広がります。
菊の香りには鎮静作用の成分が含まれています。とても穏やかな気持ちで食事の準備ができますよ。
新鮮な食用菊を見つけたら、一度試してみてはいかがでしょうか。
Amazonで買える「もってのほか」。⬇️
[参考リンク]食用ぎくのおひたし 山形県 | うちの郷土料理:農林水産省
「菊花茶」でアンチエイジング

食用菊を料理するのは手間という方には、菊花茶もオススメです。
菊を浮かべたお茶は、東洋だけではなく、西洋でも親しまれてきました。
紅茶の本場イギリスでも、 アールグレイに青いコーンフラワー(矢車菊)を散らした紅茶や、 マリーゴールドをブレンドした紅茶が人気です。
菊花茶は、疲れ目の改善のほかにも次のような効能が期待できます。
- 精神を鎮め、睡眠を改善
- 抗酸化作用でアンチエイジング
- 高血圧の予防
- カリウムで老廃物排出
- 夏バテ予防
カフェインが入っていないので、おやすみ前に飲んでリラックスするといいかもしれませんね。
安心して飲める菊花茶。⬇️
まとめ
- 食用菊は目の症状に良い。
- シャキシャキした食感を楽しめる。
- 「もってのほか」は山形の郷土料理。
- 生活習慣病予防にも◎。
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